2006年05月29日

自分のキャリアはいつから考えるべきなのか

人材系ビジネス(人材紹介や人材開発、教育など)に関わっている人と話をすると、必ずこの話題にたどり着きます。
「本来、人はいったいいつから自分のキャリアについて考えるべきなんだろうね?」

社会人になってからでは遅いよね。
というより、大学3年で就職活動だ、と言い出してからでは遅いよね。
じゃあ高校生? それとも中学生? もっと前で小学生?
・・・それについては答えが出ていません。

考えるべきポイントとしては、「そもそも世の中にどんな仕事が存在するのかを知る」ということと「自分の資質をいつからどう高めていくのかを考える」ということがあるでしょう。

まず前者について。少しでも理解を深める手段として、たとえば今秋オープンするアミューズメント施設「キッザニア」がありますが、ここに出ているアクティビティを見ても、普段から見たこと・聞いたことのある仕事(つまり個人対象のビジネス)が中心になっているため、「正しく」世の中の仕事を理解することになるとは言い切れません。

では法人対象のビジネスを子供のときに見せて理解できるのか、というと、そもそも興味を持てない可能性があり、効果があるとは言い切れないのかもしれません。

後者については、本人が意識するしないにかかわらず、自営業の家で育つと、お金に対する感覚、商売に対する感覚が先んじている人が多いように見受けられます。でも、「生まれ育つ環境」は自分で選択できるものではありません。自営業でないところに生まれた人は、どうしたら商売に対する感覚が育てられるのでしょう。そしてそれはいつから手がけていくべきなのでしょう。

私のなかでまだ答えが出ていない大きな課題です。
いつか必ず自分なりの回答を出したいと思っています。
posted by sumie at 00:58| Comment(1) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月21日

正しく商売をする

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)

佐々木俊尚氏の「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書」を読みました。
キーワード広告アドワーズによって非常にニッチな市場を対象とする駐車場経営者や福井のメッキ工場の話が出ていて、あらためてグーグルの創り出した力のすごさを感じました。ウェブサイトに広告を出し、ニーズのある人に届けば商売に効果があるという理屈を知ったとしても、そのインフラがなければ意味がない。グーグルはそれを可能にした、ということです。

そして、その力のおかげで、「正しくビジネスに向き合う」ことができるようになった人/会社が出てきたということに感動しました。余計な時間や余計なお金を使わずにターゲットとする顧客にメッセージが届くようになったおかげで、本当に自分の提供するものを必要としているお客様の方向を向き、その人たちのために何をしたらいいかについて考えるようになる。

仕組みが進化したおかげで本来の商売の姿にたどり着く。
「グーグル」には、駐車場経営者夫妻の話としてこうあります。

  「旅行代理店のおこぼれをもらうんじゃなくて、自分でキーワード広告を使って一生懸命顧客を
  開拓するようになって、考え方がすごく変わった」と言う。「最初はお客さんの送迎も人任せに
  していたんだけど、コミュニケーションを大事にしなければだめだということが分かってきた。・・・」

お客様のことを真剣に考えることができる、正しく商売をすることができるって幸せじゃないでしょうか。本を読みながらそう考えました。
posted by sumie at 19:01| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月05日

今このときはいつまでもつづかない

コピーライターHRというブログをいつもチェックしているのですが、先日の「最終回はいつだった?」という記事が、いつまでも心のなかでリフレインしています。

なにげない日常が、何の節目もなく
最終回を迎えていたことに、後になって気づくことがある。
そうですよね。そのときは、この人と過ごすのがそれで最後になるなんてことは思わないでとりとめもない話をしていて、でも、あとから「あ、ということはこの間が最後だったんだ・・・」と気づくことがある、ということですね。

一生のうちで人との出会いってどのくらいあるのでしょうか。仮に一日平均で3人の人に会う×20日×12ヶ月で720人/年としても、そのなかでお互いにきちんと存在を認識し、何かあると「どうしたのかな」と気になるというのは何分の一かに減るでしょう。

一応は心に留める存在であるのに、気づいたらもう会わなく(会えなく)なっていた・・・というのは、悲しいものですね。

人との出会い、さらに大事な人との時間の共有を、もっと大切にしようと感じた記事でした。
posted by sumie at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | e-biz/web/blog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月04日

うつくしい言葉

自分のことはさておき、感じたことを述べるのはとても勇気のいることなので、以下の文章、どうかご容赦ください。

きょう、さきほどの記事を書くにあたって、つらつらと英語のキャリア/人材採用系サイトを眺めていました。そこで感じたのですが、綺麗な文章・言葉というのは、良い音楽を聴いているようなものだな・・・と。

私はそれほど英語が堪能なわけではないのですが=だから直感で言えるのかもしれませんが=、良い文章は、着地すべきところにきちんとおさまっている。短すぎもせず、冗長でもなく、わかりやすい。10点満点の器械体操と言ってもいいかもしれません。

日本語でも同じことを感じます。

綺麗な日本語は聞いていて/読んでいて心地よいし、それを受けたこちら側までちゃんと話そう/書こうという気になる。

で、綺麗な言葉って何かというと、端的に言えば「一度聞いて意味がわかる」ということでしょうか。とても主観的な表現になりますが、「ただしい言葉」+「ロジカルライティング」ということですね。

だから自分への反省もこめて(大いに)、綺麗な言葉を使おうと思います。
posted by sumie at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

面接で聞かれる可能性のある100の質問集

面接に臨むにあたっては、いきなり何も準備しないで行く方はいらっしゃらないとは思いますが、ただその会社のことや求人内容を調べるだけでなく、できれば面接で聞かれる想定問答を考えておけたらいいのに・・・と思う方は多いでしょう。とくに人前で緊張しがちな方は用意しておくにこしたことはありません。

いろんな想定問答が各種求人サイト等に載っていますが、米大手求人サイトMonster.comのコラム“100 Potential Interview Questions”が、さすがに100問も掲載されているだけあって圧巻です。ご興味のある方は原文にあたっていただければと思いますが、その中からいくつかご紹介します。

最初の
1.ご自身についてお話しください。
2.あなたの長所は何ですか?
3.弱点は何ですか?
は、基本。それにつづく、
6.なぜこの仕事を希望されるのですか?
7.5年後のご自身のキャリアはどのようになっていたらいいとお考えですか?
8.今までのなかでもっとも誇れる成果について教えてください。
とあわせてご自身の回答を用意しておくと良いですね。

この会社・業界・求人についてどの程度調べたか、理解しているのかに関する質問として出てくるのが、
31.なぜあなたを採用すべきなのでしょうか。
45.この業界についてご存知のことをお話しください。
46.当社についてご存知のことをお話しください。
です。面接に臨むまで限られた時間のなかですから、パーフェクトな答えを期待されているわけではないものの、何も答えられないというのは困ります。

また、自分の将来について聞かれることも。
  23.あなたの生涯の夢は何ですか?
  24.最終的にはどうなりたいですか?
  55.あなた個人のミッションステートメントを教えてください。
・・・55番は日本では聞かれないかもしれませんね。

面接という緊張を強いられる環境でありながらちょっと意地悪な質問をされることもあります。
  69.私(面接官)があなたの上司だったとします。
  あなたがやりたくないということをするように指示を出したとしたら、あなたはどうしますか?

また「ビル・ゲイツの面接試験」のような質問は、思考プロセスを見たい面接のときには出てきます。
  58.この鉛筆を売ってみてください。
  88.はかりを使わずに飛行機の重さを量るにはどうしたらいいでしょうか。
  100.鉛筆の利用方法で「書く」以外のものを10個挙げてください。

なお、それぞれ、この手のものにありがちな「回答例」は載っていません。これはご自身でお考えください、ということですね。
posted by sumie at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 雇用・労働関連記事から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月29日

人材採用活動にPodcastが使われるようになる?

podcastって日本でも人材採用活動に利用されているケースってあるんでしょうか。あるいは今後、広まっていく可能性はあるのでしょうか。

The Wall Street Journal OnlineのPodcasts Extend Recruiters' Reachには、そんな事例がとりあげられています。

戦略コンサルティングファームのベイン(Bain & Co.)がインド経営大学の学生の採用活動をpodcastを使って行ったという話です。内容は20分の番組。実は同社でのインドでの最初のオフィスが7月に開設される(リサーチセンターはすでに2004年に開設されていますが、本格的なオフィスとしては今回が最初)そうで、そのためにインドの優秀な学生を採用する必要があるのですね。

その中で、同校の卒業生でベインロンドンオフィス勤務の女性が面接に臨むにあたってのアドバイスを、ケースインタビュー対策つきでコメントしてくれているそうです。

20分の番組というのはそこそこの長さがあると思います。そこで同社の宣伝と卒業生のコメントを入れる。作り方にもよるでしょうが、親近感をもたせるには良いのかもしれませんね。

この記事では「podcastでは潜在的転職者に対して、その企業のことを知らせることが可能だ」と述べていますが、実際のところ、どのように告知するかというのが鍵であるように思います。

またここでは述べられていませんが、こういった取り組みは最初のうちこそ数が少なくて、きちんと聞いてもらえる可能性も高いと思うのですが、段々数が増えてきて手に負えないほどになってくると、取捨選択されるわけですよね。そのときに「選ばれる」企業になるためには、単にpodcastをやってます、ではだめなわけです。

もちろん、取り組みが少ないうちだって、ただpodcastをやればいいというわけではなく、中身が魅力あるものであるようにしなくてはならないのは当然のこと。新しいツールが出てくるのは一見良さそうに思いますが、その対策を考える必要が出てくるので、決して朗報とは言い切れません。

なお、この記事にとりあげられている事例では、結局ベインは10名の学生を採用できたそうです。
posted by sumie at 20:54| Comment(1) | TrackBack(1) | 雇用・労働関連記事から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月28日

Googleで1位

Googleで「キャリアコンサルタント」を検索すると、1位にこのブログが表示されているのでした。。。
あーびっくりした。
記念にコピーしておきます。

careerconsultant.bmp
posted by sumie at 13:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月25日

学歴と給料

雑誌「PRESIDENT」の最新号の特集は、「学歴と給料」。分かってはいるけど手にとってしまうタイトルです。

役員になっている人を多く輩出している大学であれば、あとあとその人脈でおもしろい仕事ができる可能性が高まるかもしれないし、そもそもそういった視点で大学を選んでいるのだとすれば、学生時代から意識が違うだろうから、学びのなかに得られるものも多いかもしれない。

それだけのことだと思うのですよね。

同じ大学を出ていても、同じ人生を歩むわけではないし、そもそも人数の多い大学と少ない大学とを一緒に論じているのも無理があるし。

あまりこんなことにとらわれずに仕事をするほうが良いと思いますね。

学歴だけでなく、職歴に関しても、それに“依存”しているうちは、幸せな人生は送れないでしょう。大事なのはどこにいようと「自分は何ができるのか・何をしたいのか」を理解して歩むことなんです。どんな学校を出ていようと、どんな会社に勤めていようと、組織がどうにかしてくれるわけではない。それはあなたを保障してくれるものではないし、なんでもできる打ち出の小槌でもないのです。
posted by sumie at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 雇用・労働関連記事から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連合からのお誘い

週末、東京を離れていたのですが、その間に連合(日本労働組合総連合会)から、「サラリーマン増税についてのブロガー懇談会」へのお誘いをいただいておりました。

なんで私のところに!?と思ったものの、きっとこういうのはあの人たちのところにも・・・と思って、ガ島さんちょうさんのブログを見てみるとやっぱりありました。
「そうだよね、やっぱりそうだよね」・・・と思いつつ、日程を見てみると、残念ながら仕事が重なっていて行けません。。。

私自身はすでにサラリーマンではありませんが、サラリーマンの皆さんのご相談にのっている立場ですし、また、こんな機会は滅多にないでしょうから、行ってみたかったですね。
posted by sumie at 14:09| Comment(0) | TrackBack(3) | 世の中の動き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月02日

景気は拡大している

ヨミウリ・オンラインから。
 2002年2月から始まった現在の景気拡大期は、4月も拡大が続いて期間が4年3か月となり、バブル景気(1986年12月〜91年2月)と並ぶ戦後2番目の長さになることがほぼ確実となった。
ただ、02〜04年度の国内総生産(GDP)の実質成長率は平均で1・7%で、11〜12%の高成長が続いたいざなぎ景気や、5%前後の成長となったバブル景気に比べて成長率は低い。
ということで、じっくりじわじわながら景気が良い状況は続いているみたいです。

そういえば日経新聞の1−3月期の産業天気図予測でも雨は建設・セメントだけでしたしね。

大学から社会人となるときに異様なバブル景気を経験した立場からすると、あれが異常なのであって、むしろ今の筋肉質な景気のほうが好景気のあり方としてはまともであるように思います。

だからこそ・・・といいますか、人材採用に関して言えば、あのときのようにとにかく次々人を採るということではなく、必要な人だけ採用するという状況であるわけで、そこは採用支援の立場としては認識しておかないといけないなと思います。
posted by sumie at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 世の中の動き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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