2006年09月03日

考えを共有できる人を

先日ある企業にうかがったときの話です。
その企業は、名前を聞けば多くの人が「聞いたことある!」と反応してくださるであろう有名企業。人材採用にもそれほど困らないのではないかと思いながらお邪魔したのでした。

実際のところ、応募の数に関しては確かにあるご様子でした。

しかし、と、人事マネージャーはおっしゃいます。

「この会社が目指している方向や、社長が考えているビジョンを十分理解しているか、少なくとも理解しようとして面接を受けに来なかったら、スキルや経験が要件を満たしていても不採用になります」

これは正直、意外でした。
ベンチャー企業で、まだ十分に名前が知られていないときであれば、むしろ理念やビジョンを共有できるか、それこそが大事、と言われることはよくあることです。しかし社員が数千人規模であってもなお、それが大事と言うのは、よほどの拘りを持っているのだと感じます。

中途採用は即戦力採用として、経験やスキル面を重視して選考されるのが普通ですから、その分、いろんな考え方の人が集まることになります。もちろんそれでも混ざり合って良い方向にいくこともあるのですが、この企業は、それでもベースの部分は共有している人を採用したいということであり、それが成長の基盤になると考えているのですね。
posted by sumie at 21:36| Comment(1) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

ブログでしりとり

Naokiさんからブログしりとりが回ってきました。前の方のブログに出ている言葉のなかから、どれかひとつ言葉を選んで続けるものだそうで。

・・・って。さてさて。

「無意識」で書きますか。

私の故郷は福井。住みやすい土地No.1だか上流県だかと言われて腑に落ちないと反論をいただきつつも(いや私自身、腑に落ちていない)、実際のところ、共稼ぎ率が全国No.1という堂々たる実績を見せられれば、それを支えるインフラが整っているんじゃないの?って誰しも思うことでしょう。

確かにそういう側面があることもそうなのですが、それ以上に高率を支えているのが、「無意識」であると私は思います。共稼ぎって当たり前なのです。それが前提だから、今更女性も仕事を持ちましょう、なんて話にならないのです。結婚した女性が働いていないと、近所のおばさま方から「あそこの嫁さんはなんで働いてえんのかの(なぜ働いていないのか)」と指をさされてしまいます。夫婦共働きはデフォルトなんですね。だから無意識のうちに専業主婦を“不思議な存在”と見なしてしまうわけです。

そんな環境だから、働かないと「ラクしてる」みたいに見られる可能性もあります。

そういう無意識の壁が、あの共働き王国を支えているのです。


・・・さて次は、元外資系製薬のMR、ポロコさんにお願いします。
posted by sumie at 23:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月26日

ダイバーシティマネジメントって聞いたことありますか?

男性30代前半。仕事をしゃきしゃきこなす。経営陣に対しても前向きな意見を言うマネージャー。そんな彼の部下は40代、50代。

また、別のところでは40代前半女性マネージャーの部下は20代と40代の男性、うち外国人が1名。

・・・こういう光景が、これから先、段々増えていかざるをえない、といろんなところで言われています。年齢、性別、国籍を超えて、多様性のある人材を使っていくというので、「ダイバーシティマネジメント」という言葉が使われます。日本では、とくに女性を活用しましょうという意味で使われることがあるようですが、性別だけでなく、冒頭に述べたような環境を指すのが本来の意味です。

採用の現場では、まだ、それが出来る方を希望しますという話はそれほど多くは聞きません。むしろ、「マネージャーが●歳なので、それより若い方のほうが馴染むんじゃないかと思うんですけど・・・」というご相談を受けたりしますし、「国籍は問いません」という環境はまだまだ少ないです。

ただ、人口ピラミッドから言えば間違いなくこの先労働力人口は減っていきますし、そのなかで優秀な人材を確保しようと思ったら「ダイバーシティマネジメント」が出来る人は価値が上がります。

もうそれほど遠くない将来、あちこちで「ダイバーシティマネジメント」についてのセミナー・講演が開かれることになるのではないでしょうか。そして私たちが受託する求人の、スキル面の要望として「ダイバーシティマネジメントが可能な方」という言葉が使われるようになるのだと思います。
posted by sumie at 06:11| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月17日

実社会にでるあなたへ送る10のアドバイス

原文は“Ten 'Real World' Tips For New Graduates”から。

1.反抗的な態度をとらない。
 これは解説するまでもないですね。

2.よく聞きなさい。
 まず聞く。自分のわからないことだらけのはずですから。

3.仲間と仲良くしなさい。
 同じレベルで仕事を始めた仲間は、あとあとあなたの力になると。
 
4.賢くみせようとしたりかわいくみせようとしたりはしないこと。
 もし本当に賢いのであれば、それは敢えてそう見せようとしなくてもみんなはわかっているはず。
 
5.自分の間違いを認めなさい。
 まず、「すみません、失敗しました」と認めること。

6.分からないことは聞きなさい。
 分からないままに仕事を進めてミスをしてからやり直すよりも、聞いたほうが結局は仕事が早く進みます。

7.自信がある/能力があるように見せなさい。
 口答えするのではなく、できないことをできると言うのでもなく、冷静に判断できる/仕事ができるような態度をとりなさい、と。

8.自分が心地よいと思う状態から離れなさい。
 その状態でいると、必要以上にその仕事から離れられず、自分の成長も見込めません。

9.その場にあった服装をしなさい。
 学校にいるのでもなければ、飲みに来ているのでもありません。仕事をする場所としてふさわしい服を考えなさい。

10.あなたのいちばんの味方はあなただということを知りなさい。
 自分を大切にすることができなくて、どうして他人を敬えるでしょう?

・・・と、こう書いてみると、確かに新社会人に向けての言葉ではあるのですが、社会人となって何年も経ていても、あらためて自分にこれらのことが守られているか、と問い直す必要がある言葉であるように感じます。

とくに最後の"The No.1 person who will look out for you is you."は良い言葉ですね。これは、まだ自分の仕事の力量について見極めのつかない若い人たちに対して、「自信をもって」という意味でも「謙虚になりなさい」という意味でも必要な考え方だと思いますが、何年か経って昇進したり、独立したりして、責任の範囲が広くなってきたときにも常に言い聞かせるべき言葉だと思います。
posted by sumie at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月09日

バンジージャンプができるか

夢を叶える夢を見た
夢を叶える夢を見た
posted with amazlet on 06.07.09
内館 牧子
幻冬舎 (2005/04)
売り上げランキング: 32,927

会社のメルマガでも書評を書いた本で、著者の内館さんが「自分が直接知っている人」で「夢に向かって飛んだ人」に直接インタビューしてまとめた本です。

夢に向かって飛ぶ・・・同書のなかでもこれを「バンジージャンプ」と表現しているのですが、これは簡単なことではないと思います。よく言われることですが、石橋をたたいて壊すような性格の人にはむずかしいでしょう。

ただ、そこまでの慎重な人でないのに「一歩踏み出す」ことが比較的容易にできる人とそうでない人がいるようにも思います。

それをすることでどう思われるか不安・・・
失敗したらその次の挽回が難しいかも・・・
そもそも勝算があるわけじゃないし・・・

いずれもそのとおりだといえばそのとおりです。
それが悪いことだとは思いませんし、その気持ちがあるなら飛ぶのをやめたほうがいいでしょう。

でも、一方で、(飛んでみようかと思うものがあるのなら)もし今飛ばなかったら、ということも考えてみてほしいのです。タイミングを遅らせることでチャンスを逸することはあります。そうなってしまってもいい、と思えるのかどうか。飛ぶのをあきらめる前に想像してみてください。
posted by sumie at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月30日

ビジネスの根幹とは



私のバックグラウンドを知る人ならなるほどーとうなずいてくださるかもしれない本(私は神主の娘なので)。
というよりも、私は書店で平積みになったこの本を手にとって、「私以外に一体だれがこの本を買うのだろう?」と不思議に思いました。神主さんの経営なんて、興味を持つ人がいるんでしょうか。

閑話休題。この本は、文章は決して“読ませる”書き方にはなっていないのですが、それでも内容は良いと思います。さきほど発行した会社のメルマガにも掲載いたしました。

【メルマガはこのサイトの右側からお申し込みいただけます】

戦後生まれの筆者は、神社の長男として生まれたために後継者としての選択肢しか選べないことに反発を覚えた時期があります。また、仮に継いだとしても新潟市内の人口が減っていくために氏子が減って神社が成り立つのかどうかにも不安を覚えます。

それは外的要因だからどうにもならないじゃん、とあきらめないのがこの人のすごいところ。若い人の層を減らさないことが街の発展には大事、そのためには良い教育が受けられる基盤をつくらなくては、と教育産業に着手、専門学校を設立。そこでは世界の名門校と提携し、それらの学校での教育も受けられるようにします。たとえば音楽ならジュリアードというように。

そして、プロスポーツを育てることになるのですが、多くの人の、「新潟になんて無理だよ」という冷たい反応のなか、Jリーグのチームを育てるために、地元の人に無料チケットを配り、まずスタジアムに足を運んでもらうことを画策し、観戦の面白さを感じてもらい、リピーターとなってもらうという地道な努力を重ねていきます。

それらがすべて「地元新潟の発展のためにはどうしたらいいのか」ということを考えた末の決断であり実行なのです。先達がいて、それを真似したというものではありません。

しかし、「それは何のためにやるのか」「それは意味のあることなのか」を考えたときに、多くの人の反対があっても、前例がなくても、正しいと思うから前に進む、という「意思」は非常に強いものだと感じさせられるのです。

いま、自分のしている仕事は、意味あるものです、と言い切れる人が(それは仕事自体に意味があるということと、それを本人が理解しているということの2つの意味が含まれるわけですが)、世の中にどのくらいいることでしょう。この本は、そんな問いかけをしているような気がします。
posted by sumie at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月17日

学生時代の仲間に会って

昨日(金曜日)の夜、学生時代の仲間に会いました。
私自身、大学を卒業してから15年以上経過していますから、会っている人も当然ながらその前後の時間を経過した方々ばかり。

外見は多少変わっていたりするものの、会えば当時のモードに戻って話をすることができます。名刺の肩書きはすっかり皆さん偉くなっているのですけど、こうして肩の力を抜いて話ができるのは有難いことです。

それにしても。

大学生のとき、就職活動をしていて、まさか将来こんなにお互いの所属が変わることになるとは思っていなかったものです。転職で社名が変わるのはそれは当たり前なのですが、転職していないのに所属している組織の名前が変わるなんてことは想像できなかったことです。合併、買収・・・。

そう考えると、いまこの時点で“常識”と思われることが、10年単位では変化して、“常識”ではなくなっていることが多いにありうるということですね。そういったことにとらわれすぎずに、柔軟に自分の人生やキャリアについて考えていくことができたら・・・と思います。
posted by sumie at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月10日

育てる力

これだけ世の中のスピードが早くなり、競争が激しくなり、規制もなくなると、“優秀な”人というのが重宝されます。いわく、「主体性があり」、「コミュニケーション力にすぐれ」、「モチベーション高く」仕事ができ、「実績もだせる」人。

もちろん世の中には、誰から言われるでもなく、自らを律し、そのように仕事ができる人もいらっしゃると思います。しかも悲壮感の片鱗も漂わせないというか、むしろ嬉々としているというか。

ところが、そこまで頑張れない人も多くいます。中には取り残されていく人もいます。それってその人だけが悪いんだろうか、と私はいつも思います。

本当は、その組織に「人を育てる力」というものがあって、その人の良いところを見出し、伸ばし、しかるべき職に就ける、ということでその人の能力を最大限に発揮させることができるのが組織にとっても人にとっても幸せなことなんじゃないだろうかと。

いや、きっと「うちの会社では社員教育/研修をちゃんとやってます」とか「プロの研修会社に頼んでます」といった会社はたくさんあると思います。でも、じゃあその機能が、ひとりひとりの力を見極め、伸ばせるようにしているのかというと、そこが正直よく見えないのです。

人は「自分は世の中の役にたっている」とか「人に必要とされている」と感じることができれば、けっこう頑張れるものだと思います。それは自信になります。その一歩は周囲からは小さいように見えても、本人には急勾配の階段を上るほどのたいへんな一歩であることもあります。

その一歩を、たくさんの人が踏み出すことができれば、小さい一歩も大きい前進につながることでしょう。

そしてそれを助けることができる、育てることができる人や組織というのは、とても強いのではないかと思います。
posted by sumie at 20:10| Comment(3) | TrackBack(1) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いままで読まれている本をご紹介

このブログを開設してから(このブログを通じて)買われた本ってどんなものなんだろうなぁ・・・と(実に久しぶりに)確認してみました。

ベスト3を発表します。

第1位!!
これは自分でも納得の結果です。自分に自信を持てない人は多いんです。さらに自己評価が安定しない人も多いんです。そこで悩んでいる方には良い本だと思います。
自己評価の心理学―なぜあの人は自分に自信があるのか
クリストフ アンドレ フランソワ ルロール Christophe Andr´e Francois Lelord 高野 優
紀伊國屋書店 (2000/09)
売り上げランキング: 72,439


第2位!
これは1位の結果からすれば、この本が売れるのもそうなのかもしれませんね。


第3位・・・は2冊あって
失礼ながら、その売り方ではモノは売れません
林 文子
亜紀書房 (2005/07/01)
売り上げランキング: 642


と、

考えるシート
考えるシート
posted with amazlet on 06.06.10
山田 ズーニー
講談社 (2005/06/09)
売り上げランキング: 5,224


でした。

最近あまり本をご紹介できていないのですが、また時間を見つけてご紹介していけるようにしたいなぁ(希望)と思います。
posted by sumie at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月03日

逃げられないから逃げたくなる

本屋さんで時間をつぶしていたときに手にとった斉藤茂太さんの本。タイトルもよく覚えていないのだけど、そのなかに「逃げたい、と思うのは、それが逃げられないことだというのを自分がわかっているから」といった内容のこと(正確ではないかもしれません)が書かれていて、なるほどー・・・と感心しました。

逃げられないから逃げたくなる。
むしろ、自分では逃げるべきではないと思っている心の裏返しなのかもしれませんね。

私など、今まで生きてきたなかで、何度逃げたいと思ってきたことか。逃げたい理由はいくらでも説明できますが、振り返ってみると、その気持ちの反対側に、「本当は逃げたくない」という思いも持っていたような気がします。

これから逃げたいと思ったときは、自分に「ほんとうに逃げたいの?」と問いかけてみようと思います。
posted by sumie at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。