2005年05月30日

自分の存在の小ささを気にするなら

以前、「私はほかのだれでもなく、私である。」というエントリに、自分の組織のなかでどう見られようと気にすることはない、といったことを書きました。

それは私も意識していることで、仕事上でのつながりのある方だけでなく、できるだけ社外とのつながりも持つようにしているのですが、実に実に、世の中にはいろんな方がいらっしゃって、優秀だったり個性的だったりされるのです。

そんな方々と触れ合うととても刺激を受けると同時に、自分の存在が、なんとちいさく感じられることか。
自分は何をもって世の中に貢献できているんだろう??? と。

しかしそれは過度に気にすることではありません。気にしても、それだけでは先に進まないからです。むしろ、「それならばどうしたら良いのか」ということを考えて、とにかく動いてみたほうが良いのです。なにも、万能である必要はないし、器用である必要もなくて、「自分が手がけている分野については、私はこれだけのことをやってきたし、これからもやっていく」という気持ち、信念をもって進んでいけばいいのです。

宇宙の歴史からすれば、人間の生涯なんて一瞬の出来事。人間の存在がちいさいのなんて当たり前なのです。だからこそくよくよ悩まずに、自分のこだわりを通すべきです。
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2005年05月29日

新人マネージャーが起こす5つのミス

"Five Common Mistakes New Managers Make" http://www.careerjournal.com/から。

新任のマネージャーが起こしがちなミスについて5項目が書かれています。

1. Taking On Too Much Yourself
自分で過剰に責任を負うこと。

そうではなく、部下に仕事をまかせ、励ますことを心がけるように。自分がどんなに優秀であっても、たくさんの部下がする仕事にはかなわない。

2. Refusing to Ask for Help
周囲の人に助けを求めようとしないこと。

20人以上の部下をもっているのに、自分がたいへんだということを周囲に伝えず、書類の処理も遅れ、それを取り戻そうと午前1時まで働き、翌朝は午前8時に出社。あるいは、部下の服装が会社のドレスコードにそっていないと注意すると、その部下がよその部門のマネージャーに「こんなこと言われた!」と文句を言いに行ってしまうとか。孤立する姿はいずこの国も同じですね。

この例に出てくる方は、ほかのマネージャーに協力を仰ぐようにしてうまくいくようになったようです。

3. Failing to Plan
計画性がない。

・・・うーむ。そんなマネージャーは計画をたててもらうしかありません。

4. Jumping the Gun
早まったことをする(フライングする)

ここでは規則を読んで対応するのではなく、組合に聞いてから対応するようになったマネージャーの話。まあ要は、規則ではこうだから、と頑固に自分で判断するのではなく、いちばん意味ある解決方法を探してから行動しなさい、ということですか。

5. Overrelying on Your Title
過度に自分のタイトル(役職)を頼りにすること

ここは原文をどうぞ。Ms. MorgensternやMr. Tuckerはここで例として使われた人の名前です。

Perhaps the hardest lesson for young managers to learn is that a management title does not elicit automatic respect and obedience. "Authority," says Ms. Morgenstern, "will come with time. When managing, actions speak louder than words. If you show a level of competence, and demonstrate the skills that come with your title, the respect of your workers will follow."

耳が痛いですよねえ。
言葉でいくら言ったところで、態度で示さなくてはダメです、と。
さらに、
It actually was a music course that gave him a lesson in management: "When an orchestra gets out of synch, the conductor doesn't make big, exaggerated motions. His moves become smaller and more precise," Mr. Tucker says. Likewise, "when I stopped shouting and quietly explained what was needed, people actually did what I wanted."
これはなるほど確かにそうかも、と思います。
息がうまくあっていないときに、怒ったりしてもだめで、むしろ静かに言い聞かせるほうが有効と。
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2005年05月26日

仕事って (続き)

なぜ昼間に前のエントリのようなことを書いたのかというと、あのとき、すごくそれを思って、かつ、そう思ったということを、記録にとどめておきたかったからなのです。

最初は、仕事とは自己満足の集合体だと思ったのです。自分の仕事をどこまでやるか決めるのは自分ではないのか? 会社から与えられた目標といっても、それを何がなんでも達成するぞ〜と思って実行するのも自分。納得いかん!と思って無視するのも自分。そこで選択しているのは自分。会社に入社するのも、退職するのも、それを決めるのは自分。・・・会社が勝手に倒産してしまうようなケースは除いてね。自分が決めて、実行して、ということを繰り返していくことは自己満足の集合体ではないのかと。が、自己満足という言葉は利己主義というか、自己中心的な響きであまりよろしくない。そうではなくて、言い換えたらどういうことかな、と。そこから「こだわり」という言葉が出てきました。

そう。
仕事とは、自分がこだわっていることを表現したものである。
自分を表現するために、こだわり続けるものなのである。
どのようにこだわるか、これも自分が決めることなんだ。

で、その結果に生まれるものは、お客様の満足や喜びであり、そのフィードバックを得て嬉しい自分ということではないでしょうか。それをひとりでは出来ない規模/質で成し遂げようと思ったら組織として実行する、そのためにあるのが会社。
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2005年05月25日

仕事って

仕事って自己満足の集まりだね。
つくづくそう思う。
いや違うか。
こだわりかな。
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2005年05月24日

人はこころで動くもの

人はこころで動くもの。
こころから納得していることには、一見大変そうに思うことでもチャレンジしますし、こころから信頼している人の言うことは、ときには客観的なデータに勝る存在となったりします。

それは、人はひとりでは生きていけないからなのです。

誰でも、必ずだれかに影響を及ぼしています。
良い影響でも、悪い影響でも、それはこころが感じ取っています。


・・・と、この間会社のメルマガに書きました。
いくらかっこいいこと言っていても、本心から言っていると感じられなければ、人を動かすことはできません。
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2005年05月21日

仕事を選ぶにあたってのヒント

http://www.collegejournal.com/ に「10 Career Tips For New Grads」という記事があり、なかなか良い言葉が出ていました。そもそもこれは新卒の人のためのものですが、社会人にとっても良い言葉だと思うのでご紹介します。

8. Don't be afraid to leave your comfort zone. It's so easy to get comfortable in a job, and then you end up staying there for years longer than you should. Once you feel yourself getting secure in a job, you should consider looking for another one.
「自分が心地良いと思う環境を離れるのをおそれてはならない」

その仕事をしていて安心できるような環境であれば、別の仕事を探すのを考えてみたほうが良い、と。「自分はできる」と思う仕事だったら、マンネリになって仕事での面白みがなくなったり、そもそも自分の成長が得られなかったりします。いまの自分にはちょっと難しいと思う仕事にチャレンジしていくことが大事なのです。

10. The No. 1 person who will look out for you is you. Remember, if you can't respect yourself, how can you possibly expect others to? Also, keep in mind that everyone has his or her own agenda, and that's not necessarily a bad thing, because you have an agenda, too.
「あなたのいちばんの味方はあなた。あなたが自分を尊重できなかったから、他人はあなたを尊重するだろうか」

自分を信じる。それが何より毎日を気持ちよく過ごすもとになります。自分がこうだと思ったら、まずはやってみたらいいじゃないですか。
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2005年05月19日

常識にとらわれすぎずに

一昨日書いたように、とてもスピーディに面接が入っているので、つまり、採用が決定するのもすごく早いのです。この企業の、この部門トップの面接までこんなに短期間で進むなんて、ということもあったり、いつ面接しますか、じゃあ明日、なんてことも次々に起きています。

明らかに企業の採用意欲が強まっているのを感じます。

ところで、大企業からベンチャーへ、という転職はよく見られるのですが、実は逆も見られるのですね。とくに、就職氷河期からその後企業のダウンサイジングを経てスリムになりすぎた年代層(35歳まで)については、某大企業の人事の方いわく、「自分たちが採用を控えていた間にあのベンチャーが採っていたんだなぁ、優秀だよなぁと感じることは何度となくあります」と。

ベンチャーから大手へなんてありえない、などと常識に縛られず、チャレンジしてみる価値はあります。
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2005年05月17日

仕事を決めるにあたって

GWが明けてから、すごい勢いで(といってもそれまでの2倍くらいのペースで・・・でもやっぱりすごいな)面接が入っています。候補者をご紹介したあとの、企業からのレスポンスが早く、気持ちよく進んでいきます。

さて、そんな調子なので、複数の企業の面接が入っている方もなかにはいらっしゃいます。しかも複数の企業から内定が出たりもします。

複数の企業から「ぜひ」と言われたとき、どうやって最終決定しますか?

転職活動したことのない人、あるいはしたことがあっても、現時点では転職活動とは縁のない人は、「その仕事がやりたいことかどうか考えて」「待遇(条件)面を考慮し」「自分が成長できる環境がどうか確認し」なんて冷静にお話しされることと思います。いえ、それで良いのです。

でも、実際に転職活動をされると、意外に悩むものです。A社の提示するものと、B社の提示するものと、甲乙つけがたいとか。どちらにも良い面悪い面があるとか。さあ、どうします。

そういうとき、第三者の意見を聞くことがあります。

もちろん、あなたの良いところや欠点を知っているその人は、善意でアドバイスをしてくれることでしょう。貴重な意見です。もちろん、自分が気づかなかった点を指摘してくれることもありますから、それは大事にしたほうが良いです。

でも、あなたが受けた会社のことは、その人がその会社の社員もしくは関係者でなければ、本当のところはわかりません。メディアで出ている噂・評判で判断して「止めたほうが」と言われたりしないかどうか、それはちゃんと、あなた自身が見極める必要があります。

善意の第三者には、つい心が動きますからね。

むずかしいのはよくわかりますが、最後は自分で判断してください。そのために必要な情報は、もう内定を出すくらいの人には、企業は提出に協力的であることが多いです(場合によってはNDAを結ぶこともあるかもしれませんが)。だれそれがこう言っていたから、ではなく、自分はどう判断するのか、が大事です。それが結局は、そのあとの何年もの時間を納得いくもものとして過ごせるか否かの分かれ目につながっていくのです。
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2005年05月08日

外見の印象が与えるもの

以前に、第一印象は大事というエントリを書いたのですが、たぶん、面接とか、初めて営業に行くとか、そういった場面ではさすがに気合をいれて臨むから、そんなにひどい印象になることはないと思うのですね。

こわいのは、慣れてきたときなのです。毎日通う会社とか学校とか、その最たるものでしょう。そんなに毎日気合をいれた格好して行くほどのことでもないかと。通勤電車のなかで人を観察していると、じつに人は無防備だなぁと感じますし、身なりにその人の生活がにじみ出ているものだなぁとも思います。でもそんな姿も「初めて会う誰か」に見られているのですよね。

でも、外見なんて、間違いなくちょっとした努力で格段に良くなるものです。それに「見られる」という行為は、緊張感を生みますから、それがさらに外見を良くしようという気持ちにつながっていく好循環をつくります。(自分の印象(外見)についてアドバイスをほしいという方は、こんなセミナーがあるようです。)


・・・と、じつはこのブログのテンプレートを変えてみたのもちょっと印象を変えたかったからだったりします。
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2005年05月05日

仕事ができる人

良い仕事ができるというのは、学歴ではない。
つくづくそう思います。
いわゆる上位校(大学)を卒業する人を採用したがる会社は、「確率的にそこから採用したほうが優秀な人材を獲得できるはず」と思っているか、「へたに学歴不問なんてことをして採用に失敗したくない」と保守的になっているかどちらかと言ってもいいんじゃないでしょうか。

ほんとうにたくさんの人を見てきて思うのは、仕事ができる人は、「自分で考え、決め、行動することができる人」であり、「商売は相手あってのものである、というのがわかっている人」である、ということです。それは学校では教えてくれない(ことが多い)。

自営業のおうちに育っていて、小さい頃からお父さんやお母さんが苦労しているのを見ていたり、実際に商売を手伝っていたりする人だとか、ある時期家族と離れて暮らしていた人とか、そんな体験のなかから「自分を理解してもらい、相手を理解し、それによって『生きていく』ことを体得した」ということなんでしょうね。

だから教育の果たす役割は、まじめな話、ほんとに大きいのですよ。
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2005年04月28日

新しい出会いを作り続けること

その昔、そうほんとうに昔。学生の頃の話。
新聞記者になりたいと思っていたことがある。
ちいさい頃から正義感が強かったのと、中学生の頃は歴史や地理は興味がもてなかったのに、公民を習うようになってから社会科がむちゃくちゃ面白く、急に成績が良くなった、というくらい時事問題が好きで、そんな興味の方向性からいえば記者かな、と安易に目指してしまったわけです。

それで記念受験して木っ端微塵に終われば、「ああそんなこともあったなぁ」で済んだのでしょうが、これも妙な縁で、大学のクラスメートに、ご尊父が某大新聞の記者でいらっしゃる、という人がいて、受験対策に作文を見てくれるというので毎週その新聞社に通っていた時期があるのです。

その方には実にいろんなことを学びました。

良い日本語、美しい日本語とはなにか。
良い文章とはどういうものか。

毎回、お題をだされてそれについて書いて持っていったのですが、たかだか学生の分際で、いっぱしの評論家きどりの文章なんか書いた日には、めった切りされたものです。
実際に経験したものに裏打ちされていて、かつ、表現にわかりやすさと独自性があり、できればリズム感のある文章であること。

そういえばこんなことも言われたな。
  いくら普及している言葉でも「生きざま」なんて言葉を使ってはいけません。
  ざま、というのは「死にざま」で使うものであって、ひどい、というニュアンスがある。
そう言われてから、私は一度も生きざまという言葉を使っていません。

その経験はまことに得がたい経験であったし、加えて、私が社会人となるにあたって、言葉の使い方だけではなく、仕事って結局なによ、という根幹をなすものについてもぼんやりとではあるけど考え始めることができた貴重な機会でありました。

もちろん東京だからそういう機会に恵まれているともいえるでしょう。
でも、だからこそ新しい人に出会おうと努めなければならないのです。
知っている人、とくに気のあう人や好きな人に囲まれているのは、心地よいけど成長を止めます。知らない人と出会い、ときには自分の弱い部分をさらし、情けない自分を知り、それでも相対していくなかでこそ、人間としての自分の成長が得られるのです。
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2005年04月24日

人を探しています

先の川田さんのエントリで書き忘れました。

DeNAさん、人材募集をしています。
http://www.dena.ne.jp/recruit/index.html

ITとビジネス、どっちかではなくてどっちも、という方が欲しいそうです。


求人といえば、これも以前のエントリでとりあげたデジタルフォレストさんが、アクセス10倍会議担当者を募集しています。
http://www.digitalforest.jp/pv10/2005/04/post_e087.html
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2005年04月14日

仕事はたのしくチャレンジ〜引き続きPV10倍BLOGから

ベンチャー企業に見られるケースとして、肩に力が入りまくって悲壮感たっぷりに頑張っている人たちの集団であったり、とにかく自分の成績をだすことを優先させ、周囲になんと思われようが関係ない、数字がすべて、みたいな「そこのけそこのけお馬が通る」集団だったりが、あります。

「だってベンチャーなんだもの」

という言い訳をかかげ、だから多少雰囲気悪くっても仕方ないじゃない、業績上げなくちゃいけないんだから、という企業が少なからずあるのです。

でもそうではないんです。

たのしく仕事をして、たのしい気持ちのまま高い目標に挑戦することだってあるのです。実際、このブログに書かれているのはそれそのものです。

傍から見ている限り、これはほんとうだと感じます。

それにたのしくチャレンジする、というのは、社内のほかの人と比較して頑張るというのではなく、あくまで自分の成長にチャレンジするという意味でしょう。昨日の自分より今日の自分、さらに明日の自分、とどんどん成長していけるかどうかにチャレンジしている。メジャーリーグのイチロー選手みたいですね。彼も他の人と比べるのでなく、あくまで自分に(それにはマスメディアなどがつくった「イチロー像」も含まれますが)挑戦しています。

そしてその結果、社会により大きく貢献していることにつながっていくはずです。
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2005年04月12日

若年層の高失業率は問題視しなくても良いことなのか

以前にもご紹介したJMM(Japan Mail Media、村上龍氏主宰)の最新号は、「若年層はバブルの後始末の犠牲者か?」というテーマでした。

犠牲という言葉をここに用いるのが正しいのか、とか、若年層はそもそも失業率が高いものである、といった論が展開されていて、それらの視点はなるほどなぁと考えさせられるものであったのですが、さて、そもそもなぜ若年層が仕事に就こうとしていないのでしょう?

1)やりたい仕事が見つからない
これはよく聞きます。
やりたい仕事が見つからないには意味が2つあります。1つは「自分の興味があることはわかっているけど、それを仕事にするのはむずかしい、もしくは仕事としてやっていきたいことではないなど実現する可能性が低い」という意味。もう1つは「そもそも自分がなにをやりたいかがわからない」という意味。
どちらの話を聞いても、傷つきたくない自分をもっているのを感じますし、それを生み出してしまった日本の問題を感じます。仮に最初の就職で失敗してしまったとしても(あるいは2回目以降で失敗したとしても)、日本の社会は、あまりそれを許容してきませんでした。いまだにその傾向は少なくありません。
一度や二度の失敗を受け入れられないという現実を目にしていたら、それが「働く」という、人生のなかで大きな部分を占めるファクターである以上、及び腰になる人が出てくるのは当然かと思います。

さらに、就職活動において、わずかな時間での意思決定を求められるということも、やりたい仕事を決められない要素のひとつとして挙げられるでしょう。そもそも、大学3年生になって突然具体的に考えろといわれて、そんな簡単に決められるものでは所詮ないはずなのです。働くということについて、もっと小さいときからずっと考えるような環境作りが必要です。

2)苦労しても報われない社会
・・・という厭世観が広まっているのも問題なのでしょう。
どうせ日本は借金が多いし。年金は破綻するといっているし。人口が減って国の勢いは弱まるだろうし。
将来にむかって、明るい希望が広がっていかない要素がたくさん言われすぎで、かつ、それをどうにか改善しようという動きもまだ弱いです。

3)仕事に就こうと思っても・・・
需要と供給のマッチングがうまく行なわれない。1に関連するかもしれませんが、インフラとしてまだまだ十分ではないのではないかと思います。学校もハローワークも人材紹介エージェントも、物理的にまだまだどうにかできる面はあると私は考えています。

そんなこと言って若者を甘やかすな、という論もあるのですが、ここで放っておいて、それが5年とか10年経ち、その蓄積が日本の社会に及ぼす影響を考えると・・・やはり怖いです。やれることはやりたいと思います。
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2005年04月10日

人とぶつかることをおそれない

先週来、身体がなんとなくだるいというか全体的にむくんでいるような感じがあって(といっても医学的なむくみ症状はないんですけど)、なんとかしたいなぁと。なにしろ明日は出張で片道3時間ほど電車に乗らなくてはいけないかと思うと若干憂鬱です。どなたかこの身体全体のだるさ感をとる方法をご存知の方、教えてください m(_ _)m

さて、本題です。

組織のなかで、人とぶつかることをおそれてはなりません。
喧嘩を売る必要はないですけれども。

表面的に仲良くし、表面的に平穏に過ごすことを良しとして、その人には言いたいことを直接言わず、裏で文句を言ったり、組織の長に苦情を申し立てる。正直、そういう組織は伸びません。問題点は何ら解決されないまま、感情のねじれだけが発達していくからです。

でも、自分が傷つきたくないから、相手とぶつかることをおそれる人は増えているように感じます。大家族が減ってきたこと、子供が減ってきたことが、この傾向に拍車をかけるのではないかと懸念しています。ちいさいときから自分の言いたいことを言ってみて相手と喧嘩になって、どのような距離感で相手に向かえばいいのか、ということを身体でつかむ。このコミュニケーションは、そんな訓練から得られるものと思うのです。

さらに、そのようなまずい空気にならないように、マネジメントが気をつける必要もあります。メンバーのだれかが何か言ってきても、組織としてどのように臨むのか、自分たちはどこを目指すのか、それを皆が納得できるような形で浸透させていかなくてはならないでしょう。

人はそれぞれ感情や考えをもって生きていますから、意見の相違は出てきて当然。

相手の言うことをきちんと受けとめられる組織にこそ、良いものが生まれてくると思います。
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起業という選択肢 その2

「起業」がキャリアの選択肢として考えられることが、昔に比べればより現実的になってきています。

会社で一生勤め上げようにも、その会社が永遠に存続するとは限らないですし、また起業を考える人に対しては一円起業の制度や起業ノウハウを伝える仕組みがあったりします。実際に私が日頃ご相談にのっているなかでも、いまフリーランスで仕事をされている方や、転職活動をしたけれど結局独立することにしました、という方もいらっしゃいます。

昨日(4月9日)、とあるセミナーで須賀さん(須賀等さん)のお話を聞いてきました。
須賀さんは以前三井物産にいらした方で、いまは丸の内起業塾の塾長を務め、起業志望者の支援をされておられます。

その話のなかに出てきたのは、
・これから自分のビジネスにしようと思う事業に深い思い入れがあって、かつ、まだそこにきちんと力をいれている人がいない、開拓の余地があるものであれば差がつけられる
・自分が支援するのは、ビジョンややっていることなど、この人ならやっていくだろうと思わせる何かがある人
・事業が軌道にのると会社の成長はものすごいスピードになるが、そこで問題になるのが人の採用。とくに管理職以上、経営にかかわる人に良い人が採用できるかどうかがポイント
などといったことでした。

「ビジネスプラン、もちろん大事ですよ。でも結局最後重要なのは人です」・・・・・・はい、私もそう思います。人です。働く人ひとりひとりが差をつけるんです。

起業という選択肢をえらぶにしても、そこで自分が頑張れるか、どんな人を集めていくことができるか。いや、やってみないとわからない面ももちろんあるのですが、真剣に考えるべき課題です。
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2005年04月08日

一人シリコンバレー

ワークスアプリケーションズの手がける一人シリコンバレー創業プロジェクト。
小林さんのブログで「賛否あってよいのではないでしょうか」ということですが、理屈としては確かにそうなんですけど、個人的には「否」のほうは、なぜそう感じるのか正直よくわかりません。

私のいる会社でも、シムリーさんと組んで経営者スカウトプロジェクトという起業家支援プログラムを行ないました。で、やっぱりやるとなったら(資金や場所を提供してくれることになる)シムリーさんの事業にシナジーがあるかどうか、というのは重要なポイントです。

このプロジェクトを運営する立場にたって考えてみれば、ワークスアプリケーションズさんが同社の事業にシナジーがあるかどうかを審査の観点に置くのは、ごく自然なことでしょう。
また、ビジネスプランとして良いものかどうか、だけではなく、その人の経営者としての資質を見るというのも欠かせません。

もしもシナジーの見込める事業を考えられるなら、リスクを減らせる起業手段として、十分に検討しうる(すべき)プログラムだと私は思います。
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2005年04月03日

文脈の通じている組織

それが大企業であろうとちいさな団体であろうと、その会社が目指しているところがどこであって、そこに進むために自分たちがなにをすべきであるか、ひとりひとりが理解しわきまえている組織は、そこにいて気持ちが良いし、それが好循環を生み出していくものです。

逆に、自分たちがどこへ進めば良いのかわからず、自分以外の人のことを悪く言うことでしか自分の身を守れなくなったり、自分の業務をこなすことだけに汲々としている状態であるのは、雰囲気が悪く、協力的でもなく、なにかをみんなで達成しようという気持ちにはなれないものでしょう。

表面的に仲が良さそうにみえても、裏ではだれかがだれかの足をひっぱっている組織なんていうのも最悪です。そんな話を聞くとどうにも悲しくなります。

ひとつひとつのピースが一見つながっているように見えても、つながった絵を見たらまったく意味をなしていない絵ができあがっている。そんな文脈の通じていない組織は、競争力もありません。もちろん、以前のエントリで書いたように、社内でどう思われようとお客様に対して真摯であれば良いのです。しかし一方で、お客様に対して最高の対応をしようと思ったら、組織全体で一枚岩になって応じるのがいちばん良いはずなのです。

じゃあ、そんな組織になっていないのは何が原因なのか。
そんな組織にするためにはどうしたらいいのか。

そこに、マネジメントのあり方が大きく影響しているのは間違いありません。
いまのマネジメントがうまく機能していないのであれば、そこになんらかの刺激を与える必要があるでしょう。

私自身、正直にいってこの点で正解をもっているわけではないので、またあらためてこのテーマについては書くことになると思います。今回はこのあたりで。
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2005年04月02日

キャリアコンサルタントのブログ その2 改め 人材ビジネスの人のブログ

以前にキャリアコンサルタントのブログというエントリを書いたことがありますが、最近またいろいろ見かけるようになりました。最近は社長の書くブログを見かけることが多いです。

とくに面白いなぁと思ったのはインテリジェンス鎌田社長のブログでしょうか。
まだ人材ビジネスについてのコメントがないのが残念ですが、ブログを始めて面白がっている鎌田さんの声がそのまま聞こえてきそうなブログです。
→ 丸の内で働くある一人の社長のブログ http://intelligence.ameblo.jp/

元パソナ社長、現プロフェッショナルバンク社長の上田さんはまだエントリが少ないし、コメントもトラバもできないので、ブログというよりはコラムといったらいいかな。
→ 団塊社長のプロブログ http://www.pro-bank.co.jp/blog/

ヘッドハンティングではここの会社は最近よく名前を聞きます。サーチファームジャパン。
その古賀社長のブログは、社員も実名で登場。
→ ヘッドハンティング会社社長のブログ http://sfj.cocolog-nifty.com/ceo/

アイアムは、まだ2年目だけどインターネット広告をよく出していることもあって目にすることが多いし、伸びていますよね。
→ 有馬がゆく 転職支援会社 社長日記 http://blog.i-am.jp/arima/

ほかにも実はまだまだたくさんあるのですが、とりあえず今回はここまで。
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2005年03月28日

目の前の出来事を素直に受け取れるか

人との待ち合わせとか、中途半端に時間が余っているときに、よく書店に行きます。
amazonもよく利用するのですが、ある程度見るとなかなか新しい出会いや発見がないのです。だから、書店でなんの目的もなくぶらぶら歩き、ふっと目にとまった本をぱらぱらめくるのがけっこう面白い。

櫻井よしこ氏の「何があっても大丈夫」も何の気なしに手にした本です。私が昔(高校生とか大学生の頃)マスコミに就職したいなーとぼんやり夢をもっていたことがあったので、懐かしい気持ちを抱きながら読み進めました。・・・が。薬害エイズの取材などであれほど精力的に活躍された櫻井さん、なんと最初にクオリティペーパーの支局長のアシスタントの職を得たときに、ジャーナリズムに馴染みがなく、興味もなく、勤まらないと最初は断った(!)のです。しかしそのときに、櫻井さんのお母様が「チャンスは、与えられたときには素直に受けとめなさい。前に進むようにと背中を押されたら進めば良いのです。(略)新しい可能性は挑戦から生まれてくるのよ」と言われ、さらにその支局長から電話がかかってきて仕事に就くのを決心した、というエピソードを読むと、やりたいことが見つからなくても、やりたい仕事に就けなくても、それがその人の人生を決めるものではない、いま目の前にあることに真剣に取り組めるかどうかのほうが大事だと、あらためて思う次第です。

ところでこの本は、お母様の語る言葉が前述のようにそこかしこに散りばめられていて、なんとも良い味をひきだしています。
60歳になったお母様が、近所の人に『影の薄い人だ』と自身のことを言われて、それは嬉しいはずはないけれど、と言いつつ、「人間はね、一番厳しいことを言ってくれる人がいることを感謝しなくちゃいけないの。一番厳しいことを言われたときに、その言葉に耳を傾けることが、とても大事なの」と言って、本を読んだり日舞を始めたりと(60歳ですよ)、自分を成長させようと意欲的でいらっしゃるのを読むと、ただただすごいの一言に尽きます。

そんなふうに、誰かに言われたことをいかにあるがままに受け取るか、偶然の出会いを大事にできるか、必要とされているときに素直に受け入れられるか。人が成長していくのは、その姿勢に拠るものなのでしょう。
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