2005年06月01日

本をいろいろ

そもそも建築の専門家でもないのに、レム・コールハース自身の手になる「錯乱のニューヨーク」なんかいきなり読むと、最初に「???」となるでしょう。少なくとも私はそうでした。

それより先日ご紹介の、瀧口範子「行動主義 レム・コールハースドキュメント」のほうが読みやすい。コールハースがどんな人であるか、想像しながら読むことができました。

その昔、私が国際会議の仕事をしていたときのこと、大学教授やら財界の大物やら政治家やらといった方々に接する機会があったのですが、頭の回転のものすごく速い人から出てくる言葉は、それぞれが単独に存在しているようで、前の言葉との連続性が見出せない。要は凡人には「えーっと、それはつまり前におっしゃったこととどのようにつながるんでしょうか」と聞きなおさないと意味が通じない。でもものすごく頭の良い人同士は、そんな非連続の言葉でもわかりあえている(まあ同じ世界の人だからベースですでに理解しあえてるというのもあるでしょうけど)。

そんな不思議な光景と、コールハースがちょっとだけ重なり合った印象です。

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ところで、FPNでお世話になっている徳力さんが本を出されました。
p2p.jpg
「図解P2Pビジネス」

P2Pと聞いて、すぐに「はい、わかります!」と答えられますか?
ナップスター? 著作権の侵害? 
Skypeと答えた方はわりと新しい分野をご存知ですね。
でもそんな知識の切れ端が、この本を読むと、そもそも今、インターネットの世界でなにが起こっていて、そのなかでどんな傾向が生まれていて、P2Pがどんな役割を果たしていくであろうか、ということにつながっていくのです。しかも読みやすくわかりやすい。

インターネット、といえば、ようやく手にしたこの本。
internet.jpg
「教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書」

インターネットを、コミュニティという切り口から、それはそれは丁寧にとりあげ、記した本で、「ああそうだそうだ、このときこんなのあったよね」と懐かしみながら、あるいは驚きながら、読みすすめていくことのできる本です。まだ斜め読みなので、今度ちゃんとじっくり読みたいですね。


posted by sumie at 02:33| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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