2006年06月10日

育てる力

これだけ世の中のスピードが早くなり、競争が激しくなり、規制もなくなると、“優秀な”人というのが重宝されます。いわく、「主体性があり」、「コミュニケーション力にすぐれ」、「モチベーション高く」仕事ができ、「実績もだせる」人。

もちろん世の中には、誰から言われるでもなく、自らを律し、そのように仕事ができる人もいらっしゃると思います。しかも悲壮感の片鱗も漂わせないというか、むしろ嬉々としているというか。

ところが、そこまで頑張れない人も多くいます。中には取り残されていく人もいます。それってその人だけが悪いんだろうか、と私はいつも思います。

本当は、その組織に「人を育てる力」というものがあって、その人の良いところを見出し、伸ばし、しかるべき職に就ける、ということでその人の能力を最大限に発揮させることができるのが組織にとっても人にとっても幸せなことなんじゃないだろうかと。

いや、きっと「うちの会社では社員教育/研修をちゃんとやってます」とか「プロの研修会社に頼んでます」といった会社はたくさんあると思います。でも、じゃあその機能が、ひとりひとりの力を見極め、伸ばせるようにしているのかというと、そこが正直よく見えないのです。

人は「自分は世の中の役にたっている」とか「人に必要とされている」と感じることができれば、けっこう頑張れるものだと思います。それは自信になります。その一歩は周囲からは小さいように見えても、本人には急勾配の階段を上るほどのたいへんな一歩であることもあります。

その一歩を、たくさんの人が踏み出すことができれば、小さい一歩も大きい前進につながることでしょう。

そしてそれを助けることができる、育てることができる人や組織というのは、とても強いのではないかと思います。
posted by sumie at 20:10| Comment(3) | TrackBack(1) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
数あるブログでいいなって思った方にコメントをさせていただいています。
迷いながら生きてきましたが、社会に貢献できる仕事がしたいと小さい一歩を踏み出してみました。
Posted by 夢は世界調和 at 2006年06月11日 11:25
まったく同感です。
最後の、『そしてそれを助けることができる、育てることができる人や組織というのは、とても強いのではないかと思います。』
というのが特に共感を持ちました。私もそのような仕事に携わってみたいと考えます。
現在、某1部上場企業のエリート集団の中で、嬉々とした人に囲まれ仕事をしています。

Posted by ZZZ at 2006年06月11日 23:23
夢は世界調和さん、ZZZさん、
コメントありがとうございます。
共感していただいて嬉しいです。
企業が優秀な人材を欲しているのは痛いほどわかるのですが、自ら力を発揮しきれない人はついてこれなくていい、というのは、ゆくゆくは日本の国にとって損失だな、と思ったのです。どうにかしたいです。
Posted by sumie at 2006年06月11日 23:42
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一心同体の境地
Excerpt: 私の夢はたいがい、叶います。
Weblog: cluster work
Tracked: 2006-06-11 11:30
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