2010年04月12日

なんでも屋のプロであることの難しさ

過日、巨人の木村拓也コーチが亡くなられました。
37歳という若さ、なんとも悲しいものです。ご冥福をお祈り申しあげます。

さて、ツイッターなどでもかなり話題にのぼりました、氏が今春、新人プロ野球選手に向けて講演した内容がここから読めます。

プロの環境で壁にぶつかることがある。
けれどそこで挫折してくじけてしまうのか、それとも生き残るためにはどうしたらいいのか考えて、残れる道を探すのか。

そうして氏はスイッチヒッターになり、守備の万能選手になりました。

この講演録を読む限り、できることを次々探していったから生き残っていけたんだというふうに読めます。確かにそのとおりです。

しかし、それは、捕手でなく外野でも内野でも、あるいは右打ちでも左打ちでも「プロとして使える」くらいまでの実力をつけ、結果を出してきたからこそ言えることでもあります。

自分は「こういう選手になろう」と思ってここまで来た選手じゃない。こうやるしか思いつかなかった。それが「ユーティリティープレーヤー」、「何でも屋」で、それでもこの世界で食っていける。「レギュラーになる、エースになる」だけではない。巨人の藤田宗一投手は、中継ぎ登板だけで自分と同じ歳までやっている。それで飯が食える、それがプロ野球。「俺が一番うまい」と思って入団して、一番得意だった事がうまくいかない。それもプロ野球。その時にあきらめるのではなく、自分の話を思い出してほしい。投げ出す前に、自分自身を知って可能性を探るのも必要ではないか。


プロ野球選手は、常にレギュラーをとっていくために、自分の役割を極限まで高めていく訓練を積んでいる人たちばかりです。どこでも何でもこなせるのは、逆にいえばなんでもそこそこにこなすがこれといって際立ったものがないことにつながってしまうおそれもあります。

だからこそ、何でも屋を極めた木村コーチのすごさを感じずにはいられません。

サラリーマンでも同様で、なんでも器用にこなす人もいますが、そこでとんがりを出すことは非常に難しい。ただ、それが自分の生きる道と思うなら、そこを極めていくのもひとつの方法だとは思います。
posted by sumie at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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