2005年01月02日

スマトラ島沖地震について

Japan Mail Mediaを読んでいて、ああなるほど、そういうとらえ方もあるのか、と考えていました。
今回は米国在住の作家・冷泉彰彦さんの書いたものでしたが、

米国は軍事衛星のシステムが、人間ひとりひとりを認識するまで精密なものがある、なのに、

そんな衛星からの監視システムが「海の異変」を察知できなかったというのは妙な話です。事実、プーケットに押し寄せる津波がまるで渦を巻いているような「衛星写真」も公開されているのですから、そのはるか前の段階、つまりスマトラ沖で海底での大陥没があり、大きな津波の波動が発生し始めた時点で、不気味な円を描いた波動が拡散してゆくイメージは宇宙から把握されていたはずです。
であり、また、日本は津波の被害をいやというほどわかっている、にもかかわらず、

日本もそうです。地震国であり、海洋国家である日本、太古の昔から津波の被害を経験し続けている日本には、津波警報に関するノウハウが蓄積されています。微少な地震であっても「津波の心配」を臨時ニュースで確認する日本のノウハウがあれば、何万という人命が救えたのでは、そう思うと無念の思いにかられてしまうのです。
と。
Japan Mail Mediaは金融・経済を中心に現代の社会の問題のありかを丁寧にえぐりだすメールマガジンで、私はかなり好きです。)

ところでここ数日、田舎に帰っている間、例年のごとく気の抜けたテレビ番組を流すだけでも気持ちが悪いので、CNNをつけていたのですが、私が田舎で視聴しうるテレビチャンネルのなかで、いちばん熱心にTsunami DisasterをとりあげていたのがCNNではなかったでしょうか。米国は、911以降、目を覚ましたのか?(冷泉さんはこれはわからないと書いています。)
日本はアジアでありながら、それに比べると、少なくともマスメディアの取り上げ方は、「よその国の話」といったスタンスであるように感じます。話題になるのは「日本人の死者」ばかりではないでしょうか。私はよく知らないのですが、日本人の被害によってニュースへの取り上げ方、放送時間の割り振られ方が決まっているのでしょうか。正直、正月のあんなくだらない番組を放送するのなら、もっとアジアのいたましい話題に目を向けようというチャンネルがひとつくらいあっても良いと思います。

日本政府は当初3000万ドルといっていた支援金の額を、5億ドルに増額しました。さらに消防のヘリコプターや自衛隊の航空機、艦船を追加で派遣すること、また災害復旧まで見越した長期の支援を行なうことを決めています。
でもそれがどの程度伝わっているのでしょうか。
正月のテレビが、相も変わらずなのを見ているとほんとにそれでいいのか、という気持ちになります。

ちなみに、世界各国ではあちらこちらで新年のイベントがキャンセルになったり、黙祷がささげられたりしています。

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(2005年1月4日追記)

なぜそんなにこの災害にこだわっているかということの理由のひとつに、昨年の故郷の水害があることは間違いありません。

スマトラ島地震の映像のなかで、口をおさえているシーン、マスクをしているシーンが見られますが、あれは衛生を考えてというよりも、ほんとに臭いからだと思います。水害、今回の場合でいえば、海水が街に流れ込んだ、という単純なものではないんですね。浸水の被害にあったことのある方であればよくご存知と思いますが、流れ込んできた水が生活用水や汚水とまざっていくために、臭うし汚いのです。だから浸水のあとは家の床をはがして消毒作業を行ないます。

伝染病が広まるおそれがあるというのも当然で、この水害が及んだ地域の消毒が十分でなければ(ニュースで当地の方々が裸足なのを見るとまずいなぁと感じるのですが)、その危険は十分にあると思います。

それにしても死者の数は尋常ではないですね。

ここのところCNNから配信されるメールがTsunamiのことばかりです。米国での津波のニュースの取り上げ方はすごいですね。Yahoo.comにも津波関連の項がありますしね。
posted by sumie at 00:08| Comment(0) | TrackBack(1) | 世の中の動き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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