2004年12月23日

こんな人が上司だったら

平知盛。平清盛の息子。
私は知盛が壇ノ浦の合戦に臨むときの言葉を読むと、どきどきするのです。

知盛、当時は確か30歳くらいです。

平家を率いる武将として、立派な甲冑をまとい、勝てるかどうか分からない、むしろだめかもしれないという戦に向かっていく。

目の前には大勢の、平家の仲間。

戦の前の、ぴんと張り詰めた空気のなか、知盛が、声を発します。
腹の底から湧き出る、勇ましく響く声。

「天竺・震旦にも、日本我が朝にも、並び無き名将勇士といへども、運命尽きぬれば力及ばず。されども名こそ惜しけれ。東国の者どもに弱気見すな。いつの為にか命をば惜しむべき。軍ようせよ、者ども。ただこれのみぞ思ふ事よ」

されども名こそ惜しけれ。

ここにすべてを託して言ったことでしょう。
司馬遼太郎さんが「自分という存在そのものにかけて恥ずかしいことはできないという意味」と言った「名こそ惜しけれ」。

カミカゼみたいな命を捨てにいきます、というのははっきりいって嫌ですが、勝負にあたって自分がやるだけのことはやるぞ、自分の名前にかけて恥ずかしいことはできない、と鼓舞して、さあ前に進んでいこうと言われたら、意気に感じて戦うのかもしれません。

現代では考えにくいですが、そんなリーダーが上司だったら、自分で認識している以上の力を出すこともできるのかもしれないなぁ・・・と思っています。


posted by sumie at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | my favorites | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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